M さん
男性/20代前半
技術評論社新入社員。
●2024年5月に【755点】で合格
●学習期間は1ヶ月(合計学習時間は約60~70時間)
【1日目~】試験日から逆算し作戦をたてる
IT系出版社に就職したとはいえ知らない知識多数で、ITパスポート試験の内容も把握していませんでした。
教材として選んだのは『イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室』(技術評論社、以下『栢木先生のITパスポート教室』)です。理由は、内容がすっきりとまとまっていて重要なポイントを覚えやすいと感じたからです。
試験日は5月31日で、勉強を開始したのは5月1日。主に勉強に使える時間は通勤時間です。行き帰り合わせて約2時間。試験日までの電車時間を主に参考書を読み込む時間として活用しました。土日もなんとか2時間は捻出しました。
5月の前半は参考書を読み込んで内容を理解し、後半からは問題を解きまくる。これが私の立てた作戦です。
『栢木先生のITパスポート教室』は10章構成になっているため、5月2日から5月11日までは1日1章を理解することに努め、5月12日から5月15日の間で2周目、3周目に取り組むことを目指しました。
【2日目~】計画通りにいかなくても焦らない
いざ勉強をはじめてみたものの、1章目のハードウェアについての内容からつまずきました。ピクセルの計算や確率の計算をなかなか理解することができずに第1章に3日ほどかかってしまいました。
計画どおりにいかず、いきなり挫折しそうになりましたが、とにかく継続することを優先し計画はすべて白紙にもどしました。焦りも感じましたが、『栢木先生のITパスポート教室』にあった「始めてしまえば、もう半分終わったのと同じ」 というアドバイスがとても救いとなりました。
結果、テクノロジ分野(第1章~第7書)を終えたのは5月20日。問題を解く時間などもう残っていません。ひとまず、最後まで1周することにしました。そしてなんとか5月26日に、マネジメント分野(第8章)とストラテジ分野(第9章、第10章)を終わらすことができました。
一周してみたところ、どの分野も覚えなければいけない用語が多いと感じました。特にストラテジ分野は出てくる用語が多く、覚えるのが大変でした。
一日のほとんどを勉強に捧げられる受験生時代とは異なり、時間の確保が一番大きな課題でした。朝の電車は満員すぎて参考書を広げることが難しく、日中は仕事をしているため帰りの電車では脳みそがほとんど動きません。勉強ができない理由が山のようにあります。
そんな中、休む時は切り替えて休んだほうがよいと思いました。焦りの気持ちから参考書をひろげても、ただ目で文字を追っているだけでなにも頭に入っていないという事が何度もありました。時間がない中でも、やらないときはやらない。休んで脳みそを回復させてからやる。そうすることで結果無駄なく勉強できるのだと思います。
【27日目~】本気を出す
残された勉強時間は4日間。死ぬ気で勉強すると決意します。
さすがに問題を解かないのはまずいと考え、過去問に挑戦しました。その結果、不安だったテクノロジ分野を少し解いてみたところ、6割以上の正答率を出すことができました。よって、残りの日は参考書を繰り返し読み込む作戦にしました。
主にマネジメント分野とストラテジ分野を中心に読み返しました。勉強時間は1日2時間を超えていたように思います。行き帰りの電車はもちろん、家に着いてから寝るまでの時間も勉強しました。
前々日には、苦手なキーワードを紙に書き出し、繰り返し暗記に努めました。 また、前日は早く寝るように心がけ、23時には寝床につきました。試験時間が120分と長く、集中力に自信がなかったからです。そして試験当日、行きの電車では苦手なキーワードの見直しを行いました。
試験日が近づいてきたときに追い込み勉強をしました。この追い込み勉強のおかげで自分の実力が大きく向上したように思います。 主に、マネジメント分野とストラテジ分野の苦手用語をひたすら音読しました。
試験結果レポート
試験会場に着くと、すぐに試験が始まりました。パソコンは使いやすく、快適に試験を受けられたように思います。また、試験時間が120分与えられていたことでゆっくり問題を解くことができました。終わった後は見直しの時間を作り、少しでも点数を上げられるよう努めました。
結果、755点で合格。試験直前、ストラテジ分野に力を入れていたこともあり予想より高い点数を取れました。一方で、マネジメント分野は思ったより取れておらず、悔しい結果となりました。とはいうものの、全体としては点数をよく取れたと思います。今後は気が向いたら上位試験に挑戦したいです。
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かやのき先生のITパスポート教室