
Oさん
男性/20代
技術評論社新入社員
●2025年5月に【695点】で合格
●学習期間は1ヶ月半(合計学習時間は約30時間+仕事で過去問を校正)
【1日目】試験日とゴールの設定
入社する前は、学生時代に少々プログラミングをかじった程度で、IT知識と呼べるものはほとんどない状態でスタートしました。
入社して間もなく、上長から業務として受験するように指示を受けたのが4/7で、その2日後の4/9にIPAのサイトから申し込みをしました。そのときに設定した試験日は5/27でした。
教材に選んだのは『かやのき先生のITパスポート教室』と『ITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集』です。前者は上長が編集を担当している本だったため、わからない部分が出ても聞きやすいと思い選択、後者は自分が手伝うことになるかもしれないと聞いていたため、仕事の予習も兼ねて選びました。
第一ゴールとして掲げたのは、かやのき先生のテキストをすべて読み切ることです。用語解説を読み込み、節ごとに挟まれる確認問題を解いて定着度を確かめる、という流れで進めていくつもりでした。
・第一ゴール:GWが終わるまでにテキストをすべて読み切る
・第二ゴール:試験本番までの2週間で問題演習を繰り返して得点を上げる
・最終ゴール:試験に合格!
会社公認で受験することもあり、業務中の空いた時間と、あとは帰宅後の時間を主に使って勉強を進めました。
【2日目~40日目】試験日を変更して気持ちが切れる
いざ勉強を始めてみると、馴染みのない用語のオンパレードに加えて、思うように時間がとれないことも重なり、遅々として進みません。勉強を始めて1ヶ月弱経った時点でテキストの半分しか読み終えられていませんでした。
このペースだと読み切るところで準備期間が終わってしまうと考えて方針を変更。確認問題をいったんすべてスルーして、ほぼ読み流すくらいのスピードでテキストを進めることにしました。
そうして、頭に入っているか不安を感じながらも、5/19の時点で第一ゴールに設定していたテキストをすべて読み終わりました。
しかし、このタイミングで当初予定していた試験日の都合が悪くなり、5/30に日程を変更しました。第一ゴールを達成し、タイムリミットが3日延びたことで気持ちを切らしてしまい、それからしばらくテキストを開かない日が続きました。
【最後の3日間】最後の追い込みで苦手分野の過去問を解く
危機感をおぼえたのは試験3日前の5/27。間近に迫った試験と向き合う覚悟を決め、過去問題集を解くことにしました。時間を計測しながら実戦形式で1年分の過去問を解いてみると、まるで知識が定着していないことに気づきます。業務でITパスポートの問題集の校正をしていて、問題に触れているという実感だけはあったため、それも油断に繋がりました。

残された時間の短さを考えると、過去問1回ずつを丸々解いていては間に合わない…。そう思い、『パーフェクトラーニング過去問題集』の読者特典として付いているWebアプリの「DEKIDAS-WEB」で追い込みをかけることに決めます。特に、DEKIDAS-WEBの一問一答モードでは間違えた問題を優先的に出題してくれるとともに、その類題も提示してくれるので自分が苦手としている部分を重点的に対策することができました。

通勤時間も勉強に充てて、とにかく多くの問題文に触れて慣れることを目標に3日間を過ごしました。
【試験本番と合否の結果】
試験当日の朝は、行きの電車の中でこれまで解いた中で間違えた問題のみを再度表示して「見たことがあるのに解けない」を極力減らすよう努めました。
本番中、わからない問題が連続したときは肝が冷えましたが気持ちを切り替えてさっさと飛ばし、最後までたどり着くことを第一優先としました。
ひととおり終わった後でとりこぼしがないように、特に計算問題を見直しました。終わってみれば試験時間自体は余裕があったので、一問ごとにじっくり解いていってもよかったかもしれません。
結果は695点で合格でした。演習中に間違いが多く、一問一答を繰り返したマネジメント分野で本番の点数が取れたのは、対策の甲斐があったなと感じます。
