前回は3つの生成AIに、「2024年の冬までにITパスポートに合格するためのおすすめの勉強を教えてください。」と質問して、おすすめの勉強を聞いてみました。
ChatGPT(バージョン3.5):OpenAI
Gemini(バージョン1.5):Google
Claude(バージョン3):Anthropic
※本記事は、2024年6月21日に、上記記載の生成AI(ChatGPT、Gemini、Claude、すべて無料版)を使用して得られた結果をもとに作成しています。
今回はその後編として、3つの生成AIが教えてくれたおすすめの勉強法を改めて分析し、その中から、実現できそうな方法についてまとめてみます。
3つの生成AIによるおすすめ勉強法
まずは、前回も紹介したChatGPT、Gemini、Claude、それぞれの結果を改めて簡単にまとめてみます。
ChatGPT
- 試験の概要と範囲を把握する
- 学習スケジュールを立てる
- 参考書と問題集を活用する
- オンラインリソースを活用する
- 定期的な復習と模擬試験
- 学習コミュニティに参加する
- 実際の業務と結びつける
Gemini
- 試験範囲を理解する
- 自分に合った教材を選ぶ
- 計画的に勉強する
- インプットとアウトプットをバランスよく行う
- 過去問を解く
- 模擬試験を受ける
Claude
- 出題範囲の把握
- 基本書による学習
- 過去問題の活用
- 弱点分野の強化
- 模擬試験の受験
- オンライン学習の利用
- 継続的な学習
- 最新のIT用語や技術トレンドのチェック
3つの結果の共通点とポイントを考えてみる
それではこの結果をふまえて、実際にどのような勉強法を採用すれば良いのか、考えてみましょう。
3つの生成AIのおすすめの共通項
まずは3つの生成AIのおすすめの勉強法から、共通している項目をピックアップしてみます。
①試験の把握
②参考書や問題集の活用
③計画的・継続的な勉強
この3つは、すべての結果の共通項として挙げられていました。
①試験の把握
いわずもがな、まずはITパスポートとはどんな試験なのか、それを理解する必要がありますね。これについては、今回は省略します。IPAのサイトなどをご覧ください。
【ITパスポート試験】iパスとは
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html
②参考書や問題集の活用
次に、どの生成AIもおすすめしてくれたのが書籍、いわゆる「参考書」「問題集」の活用です。
とくに独学で学ぶにあたっては、自分のペースで読み進め、理解度を深められる書籍はおすすめですね。
どんな本が良いのか……。たとえば、Googleやヤフー検索で「ITパスポート対策本」などと検索してみるのも1つの手です。他にも、Amazonや楽天ブックスなどのオンラインショップで、ITパスポートで検索をし、レビューを読んで自分で選んでみるのも良いでしょう。
さらにさらに。
私たち自力で合格!ITパスポートの運営元である、技術評論社の対策書から選ぶのもおすすめですよ!(宣伝)
とくに技術評論社の場合、令和6年(2024年度)のITパスポート対策書はさまざまな視点、さまざまな対象読者に向け、ご用意しております。
詳しくはこちらで↓
(宣伝終わり・笑)
③計画的(スケジュール)・継続的な勉強
今回、生成AIへのお願いをもう1回見てみましょう。
「2024年の冬までにITパスポートに合格するためのおすすめの勉強を教えてください。」
そう、2024年冬までと書いています。つまり、もう半年を切っているわけです。こうした条件も考慮の上、どの生成AIでも計画的な勉強、継続的な勉強をすすめてくれています。
「計画的に勉強するのはなかなか難しい」「継続的に勉強するのは学生までで卒業したいなぁ」などなど、ネガティブな印象をお持ちかもしれません。
でも、ITパスポートのような試験の場合、計画的・継続的に勉強することが合格への近道とも言えます(ちなみに、本サイトでご紹介した過去の合格者の方たちも皆、計画的・継続的な勉強を実施していました)。
その中でも、ChatGPTが最後におすすめしてくれたスケジュール例(6か月間)などは、少し緩く、それでいて具体性もあっておすすめできます。
月 | 学習内容 |
---|---|
1月目 | 試験の概要把握、ストラテジ系の基礎学習 |
2月目 | ストラテジ系の学習、マネジメント系の基礎学習 |
3月目 | マネジメント系の学習、テクノロジ系の基礎学習 |
4月目 | テクノロジ系の学習、各分野の復習 |
5月目 | 過去問演習、模擬試験、弱点補強 |
6月目 | 模擬試験、総復習、試験本番対策 |
まずはこのぐらいの大まかなイメージで計画を立ててみるのはいかがでしょうか。
さらに踏み込んだポイント
さらにもう少し踏み込んで見てみます。
担当が他にも注目したのが次の2つです。
インプットとアウトプットをバランスよく行う
まず、Geminiの結果「4. インプットとアウトプットをバランスよく行う」です。結果をもう少し引用してみます。
知識をただ詰め込むだけでなく、問題を解いたり、人に説明したりすることで、理解を深めることが重要です。参考書を読んだり、講義動画を見たりしてインプットしたら、必ず問題を解いたり、人に説明したりしてアウトプットするようにしましょう。
アウトプットの意味の捉え方がやや広いものの、ただ詰め込むだけではなくて、「学んだ」「吸収した」知識を、誰かに向けて話したり、意見交換をするといったことと言えます。
このあたりは、ChatGPTの結果にあった「6. 学習コミュニティに参加する」にも通ずる部分で、独学を前提にしつつ、一緒に学ぶ仲間を作ることがより効果的な学びになる、と考えられます。
最新のIT用語や技術トレンドのチェック
もう1つは、Claudeの「8. 最新のIT用語や技術トレンドのチェック」です。ITに興味がない人にとってはなかなか難しいことかもしれません。ただ、そう難しく考えずに、たとえば「今世の中で流行っているあのアプリってどんな仕組みなんだろう?」とか「あのテーマパーク、実は最新技術が使われているのか」といったような視点で考えるのが良いと思います。
最近では、インターネット情報だけではなく、テレビや雑誌で、技術視点での切り口の企画も増えてきました。先日もとあるバラエティ番組で「フードテック」というテーマでの企画がありましたし、身の回りにどんなことが起きているのか、そこにどんな技術が使われているのか、それをちょっと気にするところから始めれば手軽に取り組めそうです。
そこで興味を持ったら、ITパスポートの試験という観点で知識を増やすと良さそうです。
今回の結果から考察した、自力で合格!ITパスポートのおすすめ勉強法
以上、簡単ですが、3つの生成AI[ChatGPT][Gemini][Claude]に聞いた、ITパスポートに合格するためのおすすめの勉強法と、そこから見た勉強法の方針について、2回に分けて解説しました。
改めてまとめると、
①試験の把握
②参考書や問題集の活用
③計画的・継続的な勉強
まずはこの3つの方針で勉強法を考えてみると良さそうです。とくに②はもちろん、①であったり、③に関しても参考書籍が役に立つはずです。そのためには、まず「自分にあった参考書籍探し」も大事と言えますね。
そして、ITそのものへの興味を高めながら、ぜひITパスポート合格を目指してみてください。
今回、そして、前回の記事のサムネイル、今までの自力で合格!ITパスポートの記事とはちょっとテイストが違ったと思いませんか? そう、実はこれらも生成AIを活用しました。この画像生成に使ったのは、Adobe Fireflyという生成AIです。
Adobe Firefly
https://firefly.adobe.com/
詳しくは省きますが、Adobe Fireflyに「生成AIに教えてえもらった、「情報処理技術者試験ITパスポート試験」の勉強法で勉強をする学生」と指示を出して作ったものです。今回のテーマにぴったりでしょうか?