きたみりゅうじさんアシスタントとして合格必至!イラストレーター イシクラさんの“イメージで学ぶ”勉強法とは?

イシクラ さん

女性/20代前半
「キタミ式イラストIT塾ITパスポート」の著者である、きたみりゅうじさんのアシスタントとして修行中。フリーのイラストレーターとしても活躍し、難しいことをわかりやすく伝えることが得意。2022年7月から「イラストレーターイシクラの『ITパスポート合格までの道のり』」を連載し、12月に合格しました!

●2022年12月に【610点】で合格
●学習期間は約6ヶ月

【1日目〜】教本を読みながらイメージで捉えて覚える

きたみさんのアシスタントになって1年半が経った頃、ふとITの知識があるとイラストレーターとしてはもちろん、それ以外のお仕事の可能性も広がるのではと考え、ITパスポート試験を受けることを決意しました。教本はもちろん、「キタミ式イラストIT塾ITパスポート」!

キタミ式ITパスポート令和04年(2022)版
『キタミ式イラストIT塾ITパスポート 令和04年度版』(技術評論社)

きたみ先生のアシスタントがきたみ先生の本で勉強して受からなかったら破門!?…なんてプレッシャーを感じつつも、イラストがふんだんに使われていて、文章もやさしく砕けた表現なので、どんどん勉強がはかどりました。たとえば、「コンピュータが二進法」も「2本の分かれ道」と考えればいいのだと知って、ぐっと親近感が湧きました。

「キタミ式」の中にも、きたみさんがまとめたチャートがたくさんあって、イメージで覚える人にはおすすめです。私の連載でもいろいろ描いていますので参考にしてくださいね。

なお、教本を読んで単元末の問題演習を解いてみて、不正解や自信がない部分は再度関連する範囲を読むという方法で、行きつ戻りつしながら進めていきました。なので、1巡するのに2ヶ月くらいかかりました。

勉強のコツ① 妄想を楽しみながら、モチベーションを保つ

勉強は苦手な方なので、モチベーションを保つのはなかなか難しいことでした。でも、ITパスポート試験に合格したら履歴書に国家資格が書けるな〜とか、Excelの関数使いこなせたら職場で頼られちゃうな〜とか、妄想するとけっこうやる気が湧いてきます。会社の偉い人になって賃借対照表を読んだり、デキるビジネスマンになってブレーンストーミングやQC七つ道具を使うイメージを膨らませたり。想像力が豊かで「その気になりやすい」タイプの方は、ぜひお試しください。

想像力が豊かで「その気になりやすい」タイプの方は、ぜひ!

【60日目】過去問の模擬テストで弱点をあぶり出す

連載も2ヶ月目を過ぎた9月、いよいよ過去問題を模擬テスト的に解いてみました。【ITパスポート試験】過去問題(問題冊子・解答例)から問題をダウンロードしてPDFとして画面に置き、問題数100問に対して制限時間は120分なので、1問あたり約1分。皆さんのいうことを参考に、スマホで時間を測りながら挑戦しました。

テクノロジ系が約45問、ストラテジ系が約35問、マネジメント系が約20問という比率で、それぞれ3割は取る必要があり、得意分野での穴埋めができないのが地味にプレッシャーでした。幸いいずれも3割取れたものの、実感として「マネジメント系」が弱いことが判明。英語の略語が山ほど出てきて、それに翻弄されたのが敗因です。他の2分野に比べると問題数が少ないだけに、1問解けないとダメージも大きいので、これは「落とせない!」と感じました。

幸い今回はあくまで「模擬テスト」。私が薄々感じていた「マネジメント系が苦手で、その中でも略語を覚えていない」という事実がはっきりしたことで、腹をくくれたように思います。この後の勉強で、苦手部分を意識しながら進めていくという方針が定まりました。

勉強のコツ② 最近のニュースに関心を持とう!

模擬テストを受けてみて、「こんなことも聞かれるの!?」と驚いたのが、マイナンバーやBYOD、暗号資産など、最近よく耳にする新しい言葉。特にストラテジ系で出題されることが多いようです。最近のニュースもぼーっと見るのではなく、しっかり関心を持って見ることが大事だと思いました。

最近のニュースもぼーっと見るのではなく、しっかり関心を持とう!

【61〜120日目】過去問を解きながら、間違った部分を潰す

過去問題を模擬テスト風にやった後は、「1問ずつ過去問を解いて、わからない部分を潰す」という方法で勉強していきました。1問解いて答え合わせをし、間違ったり自信がなかったりした時は「なぜ間違ったのか」を確認して、さらに解説や教本を読み返しました。特に念入りに行なったのは、前回の模擬テストで苦手なのが明らかになった「マネジメント関連の英略語」。ここはもう、できる限りしつこく書いて覚えるようにしました。

勉強のコツ③ 英略語の効果的な覚え方

私が一番の苦手としたのが、マネジメント領域の英略語。例えば「MTBF:Mean Time Between Failure(平均故障間隔)」と「MTTR:Mean Time To Repair(平均修理時間)」はシステム稼働率に関する分野に登場するのですが、このまま覚えようとするとこんがらがってしまいます。そこで、「MTBF」の「F」は「Failure=故障に関係」、「MTTR」の「R」は「Repair=修理に関係」、というように一部の英単語の意味に注目して暗記しました。略字は英単語のすべて意味を丸暗記するより、日本語の意味と照らし合わせて、キーとなりそうな英単語とその頭文字に注目して覚えるといいのではないかと思います。

【120日目〜前日】通しで過去問題を解いて自信をつける

ある程度、過去問も解けるようになってきたかなというところで、再び過去問の模擬テストを5回ほど受けました。目的は、知識や学び漏れがないかというチェックと、もう1つ、「自信をつけること!」です。だいたい7割は安定して点が取れるようになってきたので、満を持して試験に申し込みました。

申し込んでから勉強を始めるという人も多いようですが、ちょっぴり小心者の私としては、準備ができたという安心感がある方が試験に集中できるので、このタイミングでよかったと思っています。とはいえ、意外と土日はふさがっていて、希望した日時には滑り込みセーフという状況でした(汗。

【こんな方におすすめ!】
イメージやイラストで覚える方法は、私みたいに文字を読むのが苦手、かといってロジカルに捉えるのも苦手…という方におすすめです。キタミ式はとにかくイラストがたくさんあって、「あそこにあのことが書いてあったな」と思い出すことがたびたびありました。自分でイラストを描いたのもすごく効果的だったと思います。この時学んだことを参考にして、「キタミ式イラストIT塾ITパスポート 令和05年度版(技術評論社)」のお手伝いをしています。ぜひ手にとって見ていただけるとうれしいです。

試験結果レポート

過去問では点が取れていたので自信を持っていたのですが、開始十分で「自信をもって解ける問題がない!」とプチパニックになりました。なんとか時間を測りながら、「解ける問題から解く」という大原則を守って、残り20分で見直しをして時間内に終えたのですが、結果は610点とまさにギリギリ!でも、合格は合格です。

点数配分を見てみると、自信があったテクノロジ系やストラテジ系で意外と点が取れていなかったのは残念ですが、「マネジメント系」がまさかの自己最高点!投げずにがんばってよかったと改めて思います。

(出典:独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター 試験結果レポート)

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絵解き解説で読み進めたい、苦手なIT用語もイメージできるようになりたい

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※上記では最新の年度の本をご紹介しています。

イシクラさんの勉強の記録はこちら

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