ITパスポート合格者もゲットできる!デジタルバッジ「DX推進パスポート」発行を発表

2024年に入り、まだまだその人気は衰えず、取得する価値が高まっている「ITパスポート試験」。現在、日本国内では、ITパスポート試験の取得を含め、各種試験を推奨することで、デジタル人材育成のさらなる加速を目指す状況になっています。

2024年1月31日、その動きの1つとして、デジタルリテラシー協議会は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するプロフェッショナル人材に必要となる基本的スキルを証明するデジタルバッジ「DX推進パスポート」の発行を発表しました。

DX推進パスポートとは?

DX推進パスポートとは、「ITパスポート試験」、「DS検定 リテラシーレベル」、「G検定」の3試験の合格数に応じて発行されるデジタルバッジのこと。

3試験のうちいずれか1種類の合格者には「DX推進パスポート1、いずれか2種類に合格すると「DX推進パスポート23つすべてに合格すると「DX推進パスポート3のデジタルバッジが発行されます。

読者の皆さんにはITパスポート試験の説明は不要かと思いますが、残りの2つについて簡単に紹介します。

DS検定 リテラシーレベル

DS検定とは「データサイエンティスト検定」の略です。今回対象となるDS検定 リテラシーレベルは、アシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル:★)数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開している数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合し、実務能力と知識を有することを証明する試験です。

この試験は、これからの社会を支えるデータサイエンティストになるにあたり、最初の一歩として必要な資格の1つです。

データサイエンティスト検定 リテラシーレベル
https://www.datascientist.or.jp/dscertification/what/

■技術評論社からの対策おすすめ書籍

『最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)
 公式リファレンスブック 第2版』
https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-12832-6

「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」の公式リファレンスブック第2版です。
要点と学習のポイントを基本から一つひとつ丁寧に解説しています。


G検定

G検定は、ディープラーニングの基礎知識を持っているかどうか、適切な活用方針を決定して事業活用する能力や知識をもっているかを検定する試験です。

ディープラーニングとは、AI社会において必須のコンピュータに学習させるための機械学習手法の1つで、G検定は、機械学習エンジニアを目指すにあたって、まず最初に取得しておくと良いと言えます。

G検定
https://www.jdla.org/certificate/general/

■技術評論社からの対策おすすめ書籍

『最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)
 問題集 第2版』
https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-12832-6

実践的な演習問題と、わかりやすさを追求した問題解説で、AI・ディープラーニングの仕組みや手法の理解をサポート。G検定合格を目指す方に最適な1冊です。

ITパスポートから、その先へ~DX推進人材を目指そう!

これら2つの検定は、ITパスポート試験と比較して、データサイエンス、機械学習など、かなり専門領域の資格ではないか、と思った方もいるかもしれません。

実際、人によっては少し難易度が高いかもしれませんが、今後、DXを含めたIT関連の業務にかかわるうえでは求められるスキルと知識がまとまった内容です。

まず、本サイトのテーマでもあるITパスポート試験の合格を目指しDX推進パスポート1を取得し、さらに専門的な領域を目指す方は、DX推進パスポート2、3をし、DX推進人材を目指してみてはいかがでしょうか。

DX推進人材とは

DX推進人材(=DX推進パスポート取得者)の定義
DX推進を行う職場において、チームの一員として作業を担当する人。DXを推進するプロフェッショナル人材となるために必要な基本的スキルを有する

DX推進パスポートを取得すると、いくつかのメリットが考えられます。

個人の立場から見たDX推進パスポートのメリット

まず、合格者個人の立場としては、DX推進パスポートをSNSを含め自身の価値を明示化し、人材市場にオープンに示すことで、自身のスキルや市場価値を証明することが可能です。

企業・組織の立場から見たDX推進パスポートのメリット

また、DX推進を目指す企業・組織の立場では、DX推進パスポートを取得した社員を見える化することで、社内のデジタルスキルの保有状況を把握することができ、組織全体のスキルセット・マインドセットを定量的に確認してデジタル人材戦略立案が容易になります。

このようにさまざまな立場にとって、DX推進パスポートを取得するメリットは考えられ、また、取得者はDX推進人材として、今後多様な分野での活躍が期待できるでしょう。

実際の発行受付は、下記専用ページの発行依頼リンクより2024年2月9日から予定されています。その他、DX推進パスポートのデジタルバッジ取得や注意事項についても以下ページをご覧ください。

DX推進パスポート
https://www.dilite.jp/passport

※注意事項:
DX推進パスポートはデジタルリテラシー協議会が取得推奨をしている各試験の合格を公的に証明するものではありません。第三者から公的な証明を求められることがあった場合は、各試験の運営元が発行している合格証書やデジタルバッジ等の提示が必要です。


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