「IT系資格を受けるのはITパスポートが初めて」
「CBT方式の受験も初めて」
IT系資格の入り口ともいえるiパス受験では、そんなケースが少なくありません。
試験当日の段取りやCBT方式での解答など、意外と慣れが必要なことも。
「当日のちょっとしたトラブルで、リラックスできないまま受験」
「一生懸命勉強してきたのに、本番で実力を出しきれなかった」
こんなことにならないために覚えておきたい、受験当日に気をつけたいポイント10選をお届けします!
iパス以外でも役に立つ内容もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
受験当日に気をつけたいポイント10選
①試験開始時刻の30分前には会場に着く
試験開始の30分前から受付開始。20分前くらいになると混み始めることが多いので、受付開始のタイミングで到着できるとベスト。
試験日までに余裕があれば、事前に下見ができるとなお良し。当日は試験のことで頭がいっぱいになりがちなので、「行ったことがある会場でも迷った」なんてケースも……。
移動のミスは焦りに直結するので、不安な人は当日の動きを事前にイメージしておこう。
②「確認票」「写真付きの身分証明書」を忘れずに
いずれも受付の時に必要。確認票は試験日前までに余裕をもってダウンロード、印刷しよう。
※確認票は印刷したものがなくても「受験番号、利用者ID、確認コード」があれば受験できるが、専用用紙に記入が必要なので面倒。プリントアウトしておけば手間がかからない。
③「試験直前の見直し学習」ができないので注意!
荷物はロッカーに預けて専用の待機室で待つため、基本的に直前の見直し学習はできないと考えた方がよい。試験当日のインプットは、会場入り前に済ませておこう。
※会場によってはロッカー以外の場所(座席足元など)に荷物を置く場合もある
④ポケットのある服を着ていく
試験会場内で、身分証明書をポケットにしまうよう指示がある。ポケットがない場合は封筒にいれて足元に置くことになるので、ポケットのある服の方がスムーズ。
⑤目薬・ハンカチ・ポケットティッシュ以外の私物は机の上に置けない
それ以外のものは所定の場所(ロッカーや座席の足元など)に置くよう指示される。スマートフォンの電源オフを忘れずに。腕時計も外す。
⑥エアコンの効きすぎに注意(特に夏場)
空調による寒暖差に注意。念のため羽織るものを持っていくと温度調節ができて安心。
⑦CBTの操作は意外と慣れが必要
ITパスポートはCBT(Computer Based Testing)方式で行われる。1度も触れたことがない人は、試験会場で操作する受験画面を体験できる「CBT疑似体験ソフトウェア」で事前に慣れておけるとベスト。あらかじめ「操作に慣れる時間」を時間配分に組み込んでおくのも一手。
「CBTってそもそも何?」という人はこちらの解説記事をチェック!
⑧わからない問題が出てきても焦らず次に進む
合格ラインは60%。難易度をはかるための「採点されない問題」も毎回8問出題される。「後で見直すためにチェックするボタン」を使いながら、分からない問題にとらわれずどんどん先に進むべし。残り5分になったら「解答状況」をクリックし、空欄がないようにすべて解答しよう。
⑨早めに試験を終えて退室する人が出ても焦らない
試験終了時間前でも退出できるため、早めに席を立つ人がいる。気にせず自分のペースで解き続けよう。
⑩遅刻しても慌てない
試験時間内であれば入室制限はないので、交通機関等のトラブルに巻き込まれても慌てない(あきらめない)。
※遅刻による試験終了時刻の繰り下げはなし
準備は万全に、ハプニングには臨機応変に
今回お届けした10のポイントは、あくまで一部。ほかにも当日のパフォーマンスに影響する要素がないか、ぜひ自分なりに探してみてください。細かな落とし穴も、事前リサーチさえしておけば対応できるものがほとんどです。
ITパスポート試験公式サイトの試験当日の案内は必ず事前に目を通しておきましょう。
最後にお伝えしたいのは「調べた内容と違ってもあわてない」こと。
当日の動きをシミュレーションすることはもちろん重要。ただし事前準備に入れ込みすぎると、いざ当日想定外の出来事が起きた時にかえって動揺してしまうことも。何かしらハプニングが起こる(起こらなかったらラッキー)くらいの気持ちで臨むのがちょうど良いのかもしれません。
事前準備はしっかり行いつつ、本番では臨機応変に!
近いうちに受験を控えている方はぜひ1度、当日の動きをシミュレーションしてみてくださいね。
【本記事の参考元】
・ITパスポート試験公式サイト 「試験当日(CBT試験)」https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/examination/order.html
・『令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室』付録「重要用語虎の巻」
※本記事は公開時(2022年8月時点)の試験方式をもとに作成しています。また、試験会場によって個別差があることをあらかじめご了承ください。
※本記事の内容は情報提供を目的としています。掲載された情報の活用はご自身の責任によって行ってください。
「AとくればB」方式と節ごとの確認問題で効率良く学習したい(猫にも癒やされたい)
かやのき先生のITパスポート教室