本の著者さんというと、なんとなく雲の上の存在のように感じませんか? 少しでも身近に感じてもらうために、著者の皆さんにITパスポート試験に関することや、書かれた本についてのエピソード、その他興味本位の質問をアンケート形式でぶつけてみました!
第4回目は、イラスト漫画を駆使して用語を徹底的に噛み砕いて解説する『キタミ式イラスト塾ITパスポート』の著者である、きたみりゅうじさんです。
ITパスポート試験について
- ─ITパスポート試験の出題範囲内で、もっとも興味がある分野はなんですか?
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テクノロジ系の仕組みの部分です。
自分自身が初めてコンピュータについて学んだ時に、魔法の箱のように見えていたコンピュータも、紐解くと案外単純な仕組みの積み重ねで出来ているんだなーという点にすごくおもしろみを感じたからです。
- ─ITパスポートの勉強を進める際の難しさはどのあたりですか?
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テキストを一冊読み切ることが意外に難しいことです。
どうしても試験範囲が広いために、最初の「まずは読み切る」ところでつまずいて断念するケースが多いように思えます。
- ─実際に試験を受ける際に注意すべきことやコツはありますか?
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難しいと思った問題はとりあえずとばして、とにかく全ての問題をこなすことです。
6割とれていれば合格なので、途中で時間切れにならないように、まずは解ける問題を確実におさえておくことが大事だと思います。
- ─これからITパスポートの勉強に取り組む人へ、ひとことメッセージをお願いします!
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コンピュータまわりの仕組みは知れば知るほどおもしろいものが多くあります。せっかくの勉強なので、ポジティブに楽しみましょう!
著書『キタミ式イラスト塾ITパスポート』について
- ─本書でこだわった点、ここだけは絶対に負けない点はなんでしょうか?
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わからないまま暗記だけを強いられる勉強はつらいものです。そこで本書では、目に見えない仕組みを「どう動いているか」イメージしやすくすることで、理解しながら学べるように心がけています。
- ─おすすめの勉強方法(本書の活用方法)は?
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まずは本書を完読していただき、コンピュータが動く仕組みや、様々な理屈まわりに慣れてください。
そうした理屈部分にページを割いた反面、用語集的な網羅度は低いので、本書完読後は過去問を数回まわして、抜けている用語の補完を行っていただければと思います。
- ─執筆中あるいは出版後の、印象に残るエピソードがあれば教えてください!
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9歳(小学4年生)の子が、拙著で勉強して当時の最年少合格者としてお礼のメッセージをくれたことです。情報処理の分野に対して「おもしろい」という印象を与えてくれた本だと言ってもらえて、それがすごくうれしくて。
多分一生自慢にすると思います。
その他、あれこれ聞かせてください!
- ─ご自身が資格試験を受けた際の思い出はありますか?
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今で言う、基本情報と応用情報を受験したのですが、いずれの試験でも、午前試験が終わると学生さんはニッコリで社会人らしき人はガックリ暗い顔になっており、午後試験が終わると学生さんはガックリ暗い顔で社会人らしき人はニッコリ… となる逆転現象がおもしろかったです。
現場でコードを書いている人だと、普段のデバッグ作業に比べたら午後試験って超簡単なので。
- ─愛読書を教えてください!
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特にありませんが、強いて言うなら『週刊少年ジャンプ』(集英社)です。
- ─好きな言葉を教えてください!
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「石橋を叩いて崩れそうなら走り抜ける」
※編注:オリジナル!?
- ─いままで行ったことのあるお気に入りの場所は?
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グランドキャニオン。
- ─行けるものなら行ってみたい場所は?
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重力の正体を解明して克服した後の未来世界。
絵解き解説で読み進めたい、苦手なIT用語もイメージできるようになりたい
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート