【ランダム5問】AIに関する問題 2025 3/03 2025年3月3日 ITパスポート試験では,試験時間120分間で100問出題されます。ここでは1問につき1分としてタイマーを5分に設定しています。時間のかかる問題や最後の見直しも含めて,最低でもこのペースで解けるよう,感覚を身につけましょう。 【ランダム5問】AIに関する問題 問題文や選択肢にAI関連の記述が含まれている問題をピックアップしています。ほとんどが内容もAIに関連していますが,中には「AIをダシにしているだけ」といった問題もあります(計算問題など)。ぜひご挑戦ください! 1 / 5 カテゴリー: マネジメント系 アジャイル開発を実施している事例として,最も適切なものはどれか。 ア AIシステムの予測精度を検証するために,開発に着手する前にトライアルを行い,有効なアルゴリズムを選択する。 イ IoTの様々な技術を幅広く採用したいので,技術を保有するベンダに開発を委託する。 ウ IoTを採用した大規模システムの開発を,上流から下流までの各工程における完了の承認を行いながら順番に進める。 エ 分析システムの開発において,分析の精度の向上を図るために,固定された短期間のサイクルを繰り返しながら分析プログラムの機能を順次追加する。 令和3年度問51 アジャイル開発の特徴は,短いサイクルで「計画~設計~実装~テスト(リリース)」を何度も繰り返す点にあります。これにより,早い段階から実際に動く状態で確認でき,要件や仕様の変更にも都度対応することで,大きな手戻りが発生しにくく,全体の開発期間を短縮できることを狙っています。アは,前準備として検証や調査を行っている記述です。開発や実装を進めながら,反復的にトライ&エラーを繰り返すような記述であれば,正答になりえます。イは,開発の委託に関する説明です。ウは,従来からのウォーターフォール開発の説明です。 2 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 ビッグデータの分析に関する記述として,最も適切なものはどれか。 ア 大量のデータから未知の状況を予測するためには,統計学的な分析手法に加え,機械学習を用いた分析も有効である。 イ テキストデータ以外の,動画や画像,音声データは,分析の対象として扱うことができない。 ウ 電子掲示板のコメントやSNSのメッセージ,Webサイトの検索履歴など,人間の発信する情報だけが,人間の行動を分析することに用いられる。 エ ブログの書き込みのような,分析されることを前提としていないデータについては,分析の目的にかかわらず,対象から除外する。 令和3年度問19 アの記述が適切です。ビッグデータというのは,コンピュータから日々生み出されるありとあらゆる(膨大かつ雑多な)データ全体を総称する用語です。人力で仕分けたり法則性を見出すのは非現実的な物量ですので,機械学習などを用いるのが有効です。イは,テキストデータ以外もすべて扱うことができます。ウは,例えばセンサやGPS,街頭カメラの映像などを用いた行動分析が可能です。エは,そもそも「分析されることを前提としていないデータ」というものは存在しません。運用次第です。ですので,「分析対象から除外するデータについてはサービスのプライバシーポリシに明記しておく」といった文面であれば,正しい記述になります。 3 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 コールセンターにおける電話応対業務において,AIを活用し,より有効なFAQシステムを実現する事例として,最も適切なものはどれか。 ア オペレーター業務研修の一環で,既存のFAQを用いた質疑応答の事例をWebの画面で学習する。 イ ガイダンスに従って入力されたダイヤル番号に従って,FAQの該当項目を担当するオペレーターに振り分ける。 ウ 受信した電話番号から顧客の情報,過去の問合せ内容及び回答の記録を,顧客情報データベースから呼び出してオペレーターの画面に表示する。 エ 電話応対時に,質問の音声から感情と内容を読み取って解析し,FAQから最適な回答候補を選び出す確度を高める。 令和5年度問16 FAQ(Frequently Asked Questions)は,頻繁に聞かれる質問のことで,過去の質疑応答を蓄積して似た事例の際に活用することで,サポート業務などを効率化します。AIの活用としては,自動的に意味合いを解析してその結果を利用するエが該当します。アは,単にFAQの内容を参考にしているだけです。イは,案内に従って入力してもらっており,AIは無関係です。ウも,電話番号を照合すればよいので,AIの出番はありません。 4 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 ITの活用によって,個人の学習履歴を蓄積,解析し,学習者一人一人の学習進行度や理解度に応じて最適なコンテンツを提供することによって,学習の効率と効果を高める仕組みとして,最も適切なものはどれか。 ア アダプティブラーニング イ タレントマネジメント ウ ディープラーニング エ ナレッジマネジメント 令和4年度問4 問題文は,アのアダプティブラーニングの説明です。イのタレントマネジメントは,個々の従業員のタレント(才能,資質)やこれまでの経験などを一元管理し,人員配置など適材適所に活用する仕組みです。「タレント」が人(≒有名人,芸能人)を指すのは和製英語なのでご注意を!(例:She's a great talent./彼女は素晴らしい才能の持ち主だ)。ウのディープラーニング(深層学習)は,機械学習の代表的な手法のひとつです。人間の脳神経回路を模したモデル(ニューラルネットワーク)を従来と比較して格段に多層化(4層以上~数百,数千に及ぶものもある)したものであることからこの名が付いています。エのナレッジマネジメントは,組織内の個々の人間がもつ知識や経験を集約し,組織全体で共有して活用する仕組みです。 5 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 画像認識システムにおける機械学習の事例として,適切なものはどれか。 ア オフィスのドアの解錠に虹彩の画像による認証の仕組みを導入することによって,セキュリティが強化できるようになった。 イ 果物の写真をコンピュータに大量に入力することで,コンピュータ自身が果物の特徴を自動的に抽出することができるようになった。 ウ スマートフォンが他人に利用されるのを防止するために,指紋の画像認識でロック解除できるようになった。 エ ヘルプデスクの画面に,システムの使い方についての問合せを文字で入力すると,会話形式で応答を得ることができるようになった。 令和3年度問20 画像認識システムにおける機械学習とは,画像を大量に学習させて特徴を抽出し,学習データを蓄積することです。アとウは生体認証の事例です。生体認証は,登録時に数回程度のパターン学習で済みますので,機械学習の事例とはなりません。エはチャットボットの事例です。機械学習の事例ではありますが,画像認識システムではありません。 再チャレンジする 終了 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! 【ランダム5問】英略語に関する問題