【ランダム5問】英略語に関する問題 2023 2/25 2023年2月25日 ITパスポート試験では,試験時間120分間で100問出題されます。ここでは1問につき1分としてタイマーを5分に設定しています。時間のかかる問題や最後の見直しも含めて,最低でもこのペースで解けるよう,感覚を身につけましょう。 【ランダム5問】英略語に関する問題 ITパスポート試験には数多くの英略語が登場します。そこで、直近の過去問や公開問題から、解答選択肢がほぼ英略語という問題を用意してみました。オリジナル問題もあります!頻出用語も数多く含まれていますので、ぜひチャレンジしてみてください! 1 / 5 カテゴリー: マネジメント系 「情報セキュリティマネジメントシステム」を表す英略語はどれでしょうか。 ア ISMAP イ ISMS ウ ITSMS エ SMS オリジナル問題 クイズの正答であるISMSはぜひ覚えましょう! 平成26年度秋~令和4年度の公開問題すべてに登場している高頻出用語です。ISMAP(イスマップ)はこれまで公開問題に登場していませんが、試験元のIPAが運用にあたっているので、もしかしたら出題されるかもしれません。政府がクラウドサービスを導入する際に円滑に比較検討や導入が行えるよう、政府が要求するセキュリティ水準やサービスレベルを満たしているクラウドサービスをあらかじめ登録しておく制度のことです(名称に「Cloud」を含まないのに、評価の対象はクラウドサービスなので要注意!)。・ISMAP:Information system Security Management and Assessment Program(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)・ISMS:Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)・ITSMS:Information Technology Service Management System(ITサービスマネジメントシステム)・SMS:Short Message Service(ショートメッセージサービス) 2 / 5 カテゴリー: マネジメント系 A社のIT部門では,ヘルプデスクの可用性の向上を図るために,対応時間を24時間に拡大することを検討している。ヘルプデスク業務をA社から受託しているB社は,これを実現するためにチャットボットをB社が導入し,活用することによって,深夜時間帯は自動応答で対応する旨を提案したところ,A社は24時間対応が可能であるのでこれに合意した。合意に用いる文書として,適切なものはどれか。 ア BCP イ NDA ウ RFP エ SLA 令和2年秋期問39 ・BCP:Business Continuity Plan(事業継続計画)。災害等の緊急事態が発生した際に,どのようにして事業を継続し,復旧していくかを策定すること。似た用語に「コンティンジェンシープラン」がありますが,こちらは緊急事態が発生した直後の混乱した状態でも冷静に行動できるよう,初動の具体的な作業や段取りを策定してあるのが特徴です。・NDA:Non Disclosure Agreement(秘密保守契約)。契約当事者がもつ営業秘密などを特定し,相手の秘密情報を管理する意思を合意する契約のこと。守秘義務が発生する場合に取り交わす契約がコレです。・RFP:Request For Proposal(提案依頼書)。システムを発注したい依頼側の企業が開発側の提案を受けるために提出する,開発してもらいたいシステムの概要や要件を記した書面のこと。RFI(情報提供依頼書)と紛らわしいので注意しましょう。・SLA:Service Level Agreement(サービス水準合意)。サービスを受ける顧客と提供する側との間で取り交わす,サービス水準に関する合意文書。顧客が期待する目標値に達するよう,提供側はサービスの品質を改善していきます。 3 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 「提案依頼書」を表す英略語はどれでしょうか。 ア FYI イ RFC ウ RFI エ RFP オリジナル問題 RFIとRFPはややこしい英略語の筆頭ですね。どちらも「システムを発注したい」依頼側の企業から、システム開発側の企業に送る文書です。見分けるポイントは最後の一文字。「情報(Information)の提供をお願いする文書」と「システム提案(Proposal)をお願いする文書」です。・FYI:For Your Information(「ご参考までに」を略した表記)・RFC:Request for Comments(IETFが策定し、公開している技術仕様に関する文書。直訳すると「コメント募集」)・RFI:Request For Information(情報提供依頼書)・RFP:Request For Proposal(提案依頼書) 4 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 電力会社において,人による検針の代わりに,インターネットに接続された電力メータと通信することで,各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように,様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。 ア EDI イ IoT ウ ISP エ RFID 令和2年秋期問8 コンピュータ以外の「様々な機器をインターネットに接続」ときたらIoTです。・EDI:Electronic Data Interchange(電子データ交換)。ネットワークを介して,商取引のためのデータをコンピュータや専用端末間で標準的な規約に基づいて交換すること。・IoT:Internet Of Things(モノのインターネット)。問題文の事例のように,様々なモノがインターネットにつながること自体や,それを実現する技術の総称など,広い意味で使われることが多い用語です。・ISP:Internet Service Provider(インターネット接続事業者)。インターネットに接続するサービスを提供している通信事業者のこと。日本で単に「プロバイダ」という場合,ほぼISPと同義です。・RFID:Radio Frequency IDentification。無線通信でタグ情報の読み取りを行うシステムのこと。SUICAに代表される非接触型ICカードも,近距離で無線通信を行うRFIDの一種といえます。 5 / 5 カテゴリー: テクノロジ系 メールサーバから電子メールを受信するためのプロトコルの一つであり,次の特徴をもつものはどれか。① メール情報をPC内のメールボックスに取り込んで管理する必要がなく,メールサーバ上に複数のフォルダで構成されたメールボックスを作成してメール情報を管理できる。② PCやスマートフォンなど使用する端末が違っても,同一のメールボックスのメール情報を参照,管理できる。 ア IMAP イ NTP ウ SMTP エ WPA 令和4年春期問87 メールサーバからメールを受信するためのプロトコルといえば,POPかIMAPの2択です。この問題の選択肢にはIMAPしかありませんので,このことを覚えていたら悩むことなく一択です。もしPOPも選択肢にあった場合,POPの標準的な利用形態ではメールをPCにダウンロードするため,「① PC内でメールを管理する」,「② メールサーバからダウンロードしたメールは他の端末からは見えない」であれば,正解はPOPとなります。SMTPもメール関連のプロトコルですが,SMTPはメールの送信とメールサーバ間の転送に使われるプロトコルなのでここでは該当しません。・IMAP:Internet Message Access Protocol。・NTP:Network Time Protocol。パソコンの時間を合わせるためのプロトコルです。インターネット版の時報といえます。・SMTP:Simple Mail Transfer Protocol。・WPA:Wi-Fi Protected Access。Wi-Fi Allianceという業界団体が策定した無線LANのセキュリティプロトコルに準拠していることを示す認証プログラムのこと。セキュリティプロトコル自体を指すこともあります。※ちなみに,Wi-Fiはもともとオーディオ業界で「原音に忠実」なことを表すHi-Fi(High Fidelity。ハイファイ)に由来します。Hi-Fiという言葉がもつ「なんとなく上質」なイメージにあやかっています(本当ですよ!)。ピンとこない人はまわりの40歳以上の人を捕まえて「ハイファイって良いイメージがしますか?」と聞いてみよう! 再チャレンジする 終了 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! 【番外編】ITパスポート試験についてのクイズ! 【ランダム5問】AIに関する問題