【ランダム5問】英略語に関する問題 2023 2/25 2023年2月25日 ITパスポート試験では,試験時間120分間で100問出題されます。ここでは1問につき1分としてタイマーを5分に設定しています。時間のかかる問題や最後の見直しも含めて,最低でもこのペースで解けるよう,感覚を身につけましょう。 【ランダム5問】英略語に関する問題 ITパスポート試験には数多くの英略語が登場します。そこで、直近の過去問や公開問題から、解答選択肢がほぼ英略語という問題を用意してみました。オリジナル問題もあります!頻出用語も数多く含まれていますので、ぜひチャレンジしてみてください! 1 / 5 Category: ストラテジ系 電力会社において,人による検針の代わりに,インターネットに接続された電力メータと通信することで,各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように,様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。 ア EDI イ IoT ウ ISP エ RFID 令和2年秋期問8 コンピュータ以外の「様々な機器をインターネットに接続」ときたらIoTです。・EDI:Electronic Data Interchange(電子データ交換)。ネットワークを介して,商取引のためのデータをコンピュータや専用端末間で標準的な規約に基づいて交換すること。・IoT:Internet Of Things(モノのインターネット)。問題文の事例のように,様々なモノがインターネットにつながること自体や,それを実現する技術の総称など,広い意味で使われることが多い用語です。・ISP:Internet Service Provider(インターネット接続事業者)。インターネットに接続するサービスを提供している通信事業者のこと。日本で単に「プロバイダ」という場合,ほぼISPと同義です。・RFID:Radio Frequency IDentification。無線通信でタグ情報の読み取りを行うシステムのこと。SUICAに代表される非接触型ICカードも,近距離で無線通信を行うRFIDの一種といえます。 2 / 5 Category: テクノロジ系 IoT機器やPCに保管されているデータを暗号化するためのセキュリティチップであり、暗号化に利用する鍵などの情報をチップの内部に記憶しており、外部から内部の情報の取出しが困難な構造をもつものはどれか。 ア GPU イ NFC ウ TLS エ TPM 令和元年秋期問73 パソコンや組込み製品に搭載する、セキュリティ機能を内蔵した専用の半導体チップのことをTPMといいます。TLSも同じく暗号化に関する用語ですが、こちらはネットワーク通信の暗号化のためのプロトコルです。昨今のインターネットではHTTPにセキュリティをかけたHTTPS(最後のSはSecureのS!)通信があたりまえになっていますが、これを実現しているのがTLSです。頻出かつ重要用語です!GPUはグラフィック描画を高速に行うための半導体チップです。特定の計算ではCPUをも上回る演算能力を発揮するので、AIや機械学習の計算処理などにも利用されています。これも頻出かつ重要用語です。NFCは近距離無線通信と訳されます。身近な例では、交通系のICカードなどをかざすと「ピッ」と鳴って改札を通ったり決済を済ませることができますよね。あれは「近距離の無線通信」で実現しているわけです。このような近距離の無線通信技術の総称をNFCといいます。・GPU:Graphics Processing Unit・NFC:Near Field Communication(近距離無線通信)・TLS:Transport Layer Security・TPM:Trusted Platform Module 3 / 5 Category: テクノロジ系 「平均故障間隔」を表す英略語はどれでしょうか。 ア MIME イ MITB ウ MTBF エ MTTR オリジナル問題 MTBFとMTTRは、いずれもシステムの信頼性を測る評価指標です。問題文中で意味を補足してくれることもありますが、説明がないケースに備えて覚えておくに越したことはありません。個人的にはMTTRから覚えるのがおすすめです。MTTRのRはRepair(あるいはRecovery)だから「平均修復時間」。MTBFの場合は、BのBetweenから「平均故障間隔」が覚えやすいと思います。なお、この用語が登場する場合、ほとんどが稼働率の計算問題だったりするので、システムの稼働率の計算式もしっかりチェックしておきましょう!稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)・MIME:Multipurpose Internet Mail Extensions(多目的インターネットメール拡張)・MITB:Man-in-the-Browser(Webを閲覧するブラウザを乗っ取り、通信内容を盗聴したり改ざんする攻撃。MITB攻撃)・MTBF:Mean Time Between Failures(平均故障間隔=稼働時間/故障回数)・MTTR:Mean Time To Repair[Recovery](平均修復時間=停止[修復]時間/故障回数) 4 / 5 Category: テクノロジ系 無線LANのセキュリティにおいて,アクセスポイントがPCなどの端末からの接続要求を受け取ったときに,接続を要求してきた端末固有の情報を基に接続制限を行う仕組みはどれか。 ア ESSID イ MACアドレスフィルタリング ウ VPN エ WPA2 令和3年春期問85 問題文の「端末固有の情報」とはMACアドレスのことを指しています。MACアドレスは,ネットワークに接続する機材が固有にもつアドレス情報なので,接続を要求してきた端末を特定することができます。無線LANに接続する際に必要となるネットワークの識別子のことをSSIDといいます。要するに,接続したい無線LANネットワークの名前のことです。これを見えないようにすることで,SSIDを知らない人が接続することを抑制する手法もあります(ステルス化)。VPNはセキュリティ技術を応用してインターネット上に仮想の専用線を設ける仕組みです。また,WPA/WPA2/WPA3は,無線LANの通信内容を暗号化するための仕組みです。どちらも接続制御は行いません。・ESSID:Extended Service Set Identifier(拡張サービスセット識別子)。従来は一つのSSIDを1箇所のアクセスポイントに対してしか使えませんでしたが,これを複数のアクセスポイントに使えるように拡張したのがESSIDです。・MACアドレスフィルタリング:MAC=Media Access Control。・VPN:Virtual Private Network。・WPA2:Wi-Fi Protected Access version 2。 5 / 5 Category: マネジメント系 「情報セキュリティマネジメントシステム」を表す英略語はどれでしょうか。 ア ISMAP イ ISMS ウ ITSMS エ SMS オリジナル問題 クイズの正答であるISMSはぜひ覚えましょう! 平成26年度秋~令和4年度の公開問題すべてに登場している高頻出用語です。ISMAP(イスマップ)はこれまで公開問題に登場していませんが、試験元のIPAが運用にあたっているので、もしかしたら出題されるかもしれません。政府がクラウドサービスを導入する際に円滑に比較検討や導入が行えるよう、政府が要求するセキュリティ水準やサービスレベルを満たしているクラウドサービスをあらかじめ登録しておく制度のことです(名称に「Cloud」を含まないのに、評価の対象はクラウドサービスなので要注意!)。・ISMAP:Information system Security Management and Assessment Program(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)・ISMS:Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)・ITSMS:Information Technology Service Management System(ITサービスマネジメントシステム)・SMS:Short Message Service(ショートメッセージサービス) 再チャレンジする 終了 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! 【番外編】ITパスポート試験についてのクイズ!