ITパスポートは、いまや年間20万人が受験するITの国家資格。個人個人での受験はもちろん、学校をはじめとした教育機関での一括受験、それに向けた取り組みも行われています。
このコーナーでは、ITパスポートの受験・取得を推進している学校・教育機関の担当者の方へメールインタビューを実施し、なぜITパスポートの取得をめざすのか、実際にどの参考書を利用しているのか、など、教育の観点から迫ります。
取材した学校・教育機関:
学校法人八文字学園 水戸電子専門学校
https://www.mito.ac.jp/technology/
創立37年目を迎える水戸電子専門学校は、プロを育てる総合学園に一翼を担う職業実践専門課程認定校です。難関国家試験合格者を輩出する情報処理分野、IT・CG・デザイン技術などクリエィティブ分野に強く、県内No.1の合格実績と地元就職率を誇ります。
すでにいくつかの情報処理資格試験取得に向けた取り組みをする中、今回、ITパスポートを追加した背景について伺いました。
取材時期:2022年6月
DXが進む社会で、学生たちに持っておいてもらいたい知識
- ─なぜITパスポートの取得を目指しているのでしょうか? また、取得したことによる意義などは感じますか?
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私たちは、ITパスポートの資格取得そのものを目的にしているわけではありません。
本校に入学してくる学生は、ほとんど普通高校の卒業生で、ITの知識を持っていない子たちばかりです。ITパスポートなどは、IT分野へのはじめの目標として学習させるのにちょうど良いレベルと判断しています。
また私たちは、専門学校という性質上、資格取得は就職活動において重要な位置であると考えていることも、資格取得を推進する理由の1つです。
教える立場からもわかりやすさを感じた『栢木先生のITパスポート教室』、他の資格試験対策でも十分な実績のあった『パーフェクトラーニング過去問題集』
- ─今回『令和04年 栢木先生のITパスポート教室』『令和04年【上半期】ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集』を一括採用し、利用した理由はなぜですか?
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『令和04年 栢木先生のITパスポート教室』は他社のテキストと比べて、ほとんどの担当教員が優しい表現でわかりやすいという印象を持ったことが理由です。
一方、『令和04年【上半期】ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集』は、すでに技術評論社さんの他の情報処理資格試験用過去問題集(情報処理安全確保支援士、応用情報、基本情報)を先に採用していた背景があり、すでに実体験として使いやすさを感じていたため、Iパス(ITパスポート)の対策にも採用しました。
教員・学生、双方の立場からも「わかりやすさ」を感じた書籍
- ─この書籍を利用した皆さんからはどのような反応や声が上がっていますか?
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教員や学生も優しくわかりやすいという印象を持った人が多かったです。資格試験対策書籍というものは、内容の質も重要ではありますが、ITパスポートは、とくにエントリの位置付けの資格なので、読む側・教える側、双方がわかりやすいかどうかは重要ですし、『令和04年 栢木先生のITパスポート教室』はそれを満たす書籍でした。
また、今後の基本情報の改訂次第で、そちらのテキストも(採用を)視野に入れようかという意見もあります。
- ─ありがとうございました。
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インタビュイー:
学校法人八文字学園 水戸電子専門学校/平松浩幸先生
「AとくればB」方式と節ごとの確認問題で効率良く学習したい(猫にも癒やされたい)
かやのき先生のITパスポート教室