
ITパスポートの合格率を知っていますか?
合格率が高ければ「自分でも受かるかも」と感じ、逆に低ければ「ちょっと難しいかも」と不安になりますよね。
難易度の目安として、合格率をチェックしておくのはとても大切です。
ネット上では「合格率はおよそ50%前後」とよく書かれていますが、実際の最新データはどうなのでしょうか。
今回は、2025年9月に発表された最新の合格率を紹介します。なお、ITパスポートに関する統計情報はIPAのサイトからご入手いただけます。
そもそもITパスポートは何点で合格?
ITパスポート試験に合格するには、総合評価点が1000点中600点以上であることに加え、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野でも、それぞれ1000点中300点以上を獲得する必要があります。
つまり、総合点が600点を超えていても、いずれかの分野で300点未満の場合は不合格になります。
「1つでも300点を下回ったら落ちる」と考えると、なかなかシビアですよね。
9月の合格率は?
さていよいよ本題です。2025年9月の合格率は
「ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルル……🥁」
ドンッ!!!
✨47%です✨

全体では47%ですが、社会人だけで見るとほぼ50%ですね。ITパスポート試験では、社会で必要になる知識やコンピュータの活用方法などがなどが出題されます。そのためIT系で働く社会人にとっては有利な試験なのではないでしょうか。
では少し細かく確認してみます。

な、なんと!IT系が合格率を引っ張っていると予想していましたが、非IT系のほうが高いようです。そして大学生では情報系以外のほうが合格率が高いという傾向がありました。これはかなり面白い結果ですね。
結果をふまえて
なぜこのような結果になったのか、私なりに考えてみました。
ひとつ目は モチベーションの違い です。知らないことを学ぶのはワクワクしますよね。文系や非情報系の方は、テキストを丁寧に読みながら楽しんで勉強できたのではないでしょうか。
ふたつ目は 学習の偏り が影響しているのかもしれません。情報系の学生やIT系で働く方は、すでに知っている分野に自信を持つあまり、試験範囲全体を網羅的に確認する時間が少なくなりがちです。ITパスポートではテクノロジ系に関する知識だけでなく、社会人として必要な幅広い知識も問われます。得意分野だけでなく、参考書をしっかり見直して挑戦するとより安心ですね。
もっと詳しく知りたい方へ
今回の記事では、合格率とその内訳について簡単に紹介しました。
さらに詳細が気になる方は、昨年度の合格率を都道府県別にランキングした記事があるのでぜひご覧ください。

今年も12月に2025年の総括として都道府県別ランキング記事を作成する予定なので、気になる方は公式Xをフォローしてお待ちください!



