ITパスポートには略語が多すぎる…

ITパスポートの勉強をしていて、「アルファベットの略語がとても多い」という感想を持った方は多いのではないでしょうか?SNSやIoTのような身近な略語から普段は目にしない略語や紛らわしい略語まで、ITパスポートの試験範囲には様々な略語が含まれています。

実際略語はどれくらい出題されているのか、どのようにして学習していけばいいのか見ていきましょう!

目次

約半数の問題に略語が使われていた

令和5年度の公開問題から、3文字以上のアルファベットの略語を数えてみると、100問中44問の問題文または選択肢に略語が含まれていました。ITパスポートの合格には60%以上の得点が必要なので、略語が含まれている問題をすべて間違えてしまうとそれだけで不合格となるくらい頻繁に出題されています。

分野別にみると、ストラテジ系で15問、マネジメント系で5問、テクノロジ系で24問となっています。マネジメント系はやや少ないものの、ストラテジ系、テクノロジ系ではおよそ半分の問題に略語が登場しています。

令和5年度の公開問題で出題された60の略語。

※M2M,O2Oは数字が含まれている、SQLは言語の名称として考えてカウントしなかったなど基準があいまいなところがありますがご容赦ください…

頻出の略語は?

令和5年度の公開問題でそれぞれの略語が出た回数を数えると、IoTが7問、HDD、ISMS、LAN、RAIDがそれぞれ3問となっており、IoTの出題が群を抜いて多いことがわかります。

ただ、「IoTはInternet of Thingsの略だ!」とわかっていても解ける問題は出題されていなかったので、周辺の知識や用語も一緒に抑えておくことが重要です。

略さずに覚えたほうがいい?

英語の略語を略さずに言うとどうなるか見ていくと、少し長い英語表記が出てきて、「こんなことまで覚えなきゃいけないの?」となった方も多いのではないでしょうか?

例えば、公開問題でも出題されていたKGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)という単語があります(公開問題では略さない状態での表記もありました)。

同じような意味を持っている略語で混ざってしまいそうですが、GはGoalのG、PerformanceのP、というように整理できていれば、他のKとIが何の略か覚えていなくても混同することはないかと思います。

すべてのアルファベットの意味やスペルまでは覚えなくても問題ないので、紛らわしい略語があったときは、このアルファベットの部分さえ覚えておけば意味もだいたいわかる!という部分に絞って覚えていきましょう。この覚え方はRFP(Request For Proposal提案依頼書)とRFI(Request For Information情報提供依頼書)などでも有効です。

おまけ 身近な略語を略さずに言うと?

身近に出てくるような略語を略さずに言うとどうなるのか、意外とわからないものも多いのではないでしょうか。なんとなく調べてみた単語が試験に出てくる、なんてこともあるかもしれません。

USB(Universal Serial Bus) 

元はこんな言葉の略だったの?と思う方もいたのではないでしょうか。正直覚えていなくても問題ないと思いますが、覚えていたら、USBはシリアル通信という通信方式を使っていることがすぐ答えられるかもしれません。

CEO(Chief Executive Officer) 

筆者の中ではCEOはニュースやドラマなどで会社の偉い人の肩書きとしてついているというイメージがありますが、勤めている会社にCEOがいる場合や、「私がCEOです」という人までいるかもしれません。

日本語に直すと最高経営責任者となり、イメージ通り取締役と同じような会社の偉い立場の人を表しています。関連する用語としてCTO(Chief Technical Officer)最高技術責任者やCIO(Chief Information Officer)最高情報責任者などがあります。2文字目のアルファベットの意味を把握していれば区別できますね。

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