試験の概要、申し込みから当日の持ち物まで!ITパスポートのよくあるギモン

ITパスポートの受験にあたって、よくある疑問、質問をまとめてみました。(情報は2023年4月時点のものです。)

目次

そもそもどんな資格なの?

ITパスポートのサイトによると、

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

となっており、業種、職種を問わず求められるようなITの基礎的な知識に関する資格です。

どんな人が受験しているの?

受験者の平均年齢は32.7歳となっており、年代別に見ていくと、20代が最も多くなっています。最近は30代~50代の受験者数が大きく伸びています。

年代別受験者数(2022年4月~2023年3月)

試験にはどんな問題が出るの?

ITパスポートは大きく分けて以下の3つの分野から計100問出題されます。

・企業活動や情報関連の法律に関する知識が問われるストラテジ系(35問)

・システムの開発や運用に関する知識が問われるマネジメント系(20問)

・コンピュータや情報セキュリティに関する知識が問われるテクノロジ系(45問)

IT系の資格ということでテクノロジ系のような技術関係の問題をイメージしやすいですが、法律やマネジメントといった内容に関する問題も多く出題されます。

合格の基準はどうなっているの?

計100問の出題のうち、8問は今後の出題のための参考として出題されており、採点されません。残りの92問のうちで、以下の2つの条件を両方満たすと合格となります。

・総合の評価点が60%以上

・ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの分野別の得点がすべて30%以上

とりあえずは総合で6割かつ分野別ですべて3割以上というのが合格の基準だと考えておけばよいかと思います。2022年4月~2023年3月の合格率は51.6%でした。

もう少し詳しく説明すると、ITパスポートはIRT方式という少々ややこしい採点方式をとっており、ざっくりと説明すると、配点の高い問題と低い問題がある可能性があり、92問の6割の55.2問を超える56問正解できていても、配点の高い問題が解けていなくて点数が6割に届かなかった…ということになる可能性があります。

以下の記事に採点方法について詳しく書いています。

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受験の申し込みはいつ、どうしたらいいの?

ITパスポートはCBT試験という形式で1年を通して開催されており、会場のパソコンから試験問題に解答します。申し込みも1年を通して受け付けており、その手順は以下のようなステップがあります。

1.利用者IDの登録

こちらのページから「初めて受験する方はこちら」をクリックすると、同意事項が表示されるので確認したうえでページの下にある「同意する」をクリックしてメールアドレスと希望する利用者IDを登録します。その後利用者IDと仮パスワードがメールで届きます。

2.個人情報の登録

メールに届いた利用者IDと仮パスワードを使って利用者メニューにログインします。それから個人情報を登録することで受験の申し込みに必要な準備が整います。

利用者IDと個人情報の登録について詳しくは公式サイトのこちらで説明されています。

3.受験の申し込み

利用者メニューにログインした状態で、受験関連メニューから「受験申込」を選択して、試験会場、試験日、試験開始時刻、受験料の支払い方法を選択することで受験の申し込みが完了します。

受験料をコンビニで支払う場合は、期限内に払い込みをする必要があるので注意が必要です。申し込みに関して詳しい説明は公式サイトのこちらにあります。

申し込もうとしたら満席になっていたのですが?

月末や土日の受験日は数か月前から予約が埋まっていることも珍しくないので、早めに申し込むのがオススメです(試験日の3日前までなら日程の変更も可能です)。

試験開催状況のページを確認して空いている受験会場と日程を見つけてから申し込むとスムーズだと思います。他の受験者の日程変更で予約できるようになる可能性もあるので、どうしても受けたい日程が埋まっている場合も定期的に確認してみると良いかもしれません。

受験手数料は?

7,500円(消費税込み)です。支払い方法はクレジットカード、コンビニ支払い、バウチャー(主に企業や学校がまとめて購入するための前売りチケット)があります。日程の変更による手数料はかかりませんが、キャンセルによる返金はありません。

受験当日に必要な物は?

必ず必要なのは

確認表(確認票を印刷できない場合は、受験番号、利用者ID、確認コードの3つの控え)

顔写真付きの本人確認書類

試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン

の3点です。その他、必要に応じて、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬を持ち込んで試験室の机上に置くことができます。メモ用紙とシャープペンシルは会場で用意されるものしか使用できません。会場で用意されているPCとマウスから試験問題に解答することになります。時計も持ち込めませんが、画面上に試験の時間が表示されます。

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