お休みの期間に一気に勉強を進めようという方もおられると思いますが、遊びを忘れてしまうと、Jackがdull boyになってしまいます。そこで、手軽に遊べるAI活用アプリを5つほどご紹介させてください。気分転換や息抜きにぜひどうぞ。
※この記事は2022年12月22日現在の情報に基づいて執筆しております。
Meituで遊ぼう
「Meitu」は、無料で利用できる写真加工アプリです。基本的には写真を“盛る”ためのアプリですが、この中の「AIイラストメーカー」という機能が、AIのチカラで写真をイラスト化してくれる優れものです。使い方は、「AIイラストメーカー」を起動して、加工したい画像を選択するだけです。
本来は実写をイラスト化して楽しむ機能なのですが、もとがイラストでも力技で別のイラストを生み出すと評判なので、さっそく技術評論社の書籍のカバーで試してみましょう。まずは、もともと人物イラストが描かれている『ラップで最速合格術』から。
おおお、美形が増えましたよ!もともと背景のないイラストでしたが、描き足してくれています。おもしろいですね。続いて栢木先生です。
ネコが虎になることを期待したのですが、かわいい方向に行きました。手に持っていた野菜は木に変化していますね。なお、この記事を執筆したのが12月ということで、クリスマスの作例が含まれているのは気がきいています。最後にキタミ式です。
な、なるほど。右下は美少女を描きたかっただけだろと、AIにツッコミを入れたくなる見事な変わりっぷりです。
ここでは本来の「実写のイラスト化」をデモしませんでしたが、それはぜひご自身の写真でお試しください!
お絵描きばりぐっどくんで遊ぼう
「お絵描きばりぐっどくん」は、AIのチカラで文章から画像を生成してくれるアプリです。LINEでお友達登録することで利用できます。無料で生成できる枚数は1日3枚までとなっています。
こちらも使い方は簡単です。描いてもらいたいイメージをLINEでメッセージ送信するだけです。早速、「技術評論社」「栢木先生のITパスポート教室」「キタミ式ITイラスト塾ITパスポート」と入力して画像を生成してみました。
ここでちょっと、よこしまな気持ちが芽生えた私。こんなこといいな、できたらいいな♪ ドラ○もんのフリー素材を自由に作りたいな~♪
……藤子先生ごめんなさい、出来心だったんです。
有料会員になって回数制限をなくしたくなる、そんな楽しいお絵描きばりぐっどくんでした。
AIいらすとや(AIピカソ)で遊ぼう
次に、先日発表されたばかりの「AIいらすとや」で遊んでみましょう。AIいらすとやは「AIピカソ」というアプリの一機能なので、遊ぶにはAIピカソをインストールする必要があります。
AIピカソは、テキストからイラストを生成する以外にも、途中までの下描きやラフを仕上げてくれたり、参考用の画像を渡せたりと、機能豊富に遊ぶことができます。今回はばりぐっどくん同様、テキストだけ渡す方法で遊んでみます。なお、無料で生成できるのは1日3枚までですが、広告を再生するごとに追加で3枚作成できるようになります(実質、何枚でも作成できます)。
いらすとや風のイメージを生成するには、スタイルにある「いらすとや風」を選択してイメージを生成するだけです。
さっそく、さきほどと同じく「技術評論社」「栢木先生のITパスポート教室」「キタミ式ITイラスト塾ITパスポート」で画像を生成してみました。
正直、いらすとや風とは言い難いような絵が生まれてしまいました。栢木先生は「先生」や「教室」というキーワードから、もう少しそれっぽいイメージが生成されるかと思ったのですが、難しかったようです。さきほどのばりぐっどくんもですが、入力する文字数はもっといけるので、長文でしっかりこちらの要望を伝えると、もっと自分が狙ったイメージを生成してくれると思います。
Dream by WOMBOで遊ぼう
次に紹介するのは「Dream by WOMBO」です。イラスト生成AIでは一番の有名所かもしれません。画面表示は英語ですが、テキストの入力などは日本語でも問題ありません。こちらも無料で遊べて、しかも生成できる枚数に制限はありません。
※原稿執筆時、私のiPhoneだと日本語入力がうまくいかなかったので、ブラウザ版を利用しました。
AIピカソと同様、スタイルを選択できるのですが、こちらにはなんと「Ghibli」スタイルが用意されているので、これを使ってジブリ作品風になるように遊んでみました。
こ、これはすごい。正直、「技術評論社」「栢木先生」「キタミ式」の要素は見当たりませんが、世界観は完全にジブリです。Dream by WOMBOには、ほかにも多数のスタイルが用意されていますので、ぜひお試しあれ。
ChatGPTで遊ぼう
最後はテキストベースのAIです。「ChatGPT」は、自然な会話を生成できる対話型のAIで、なんと日本語にも対応しています。こちらはブラウザ上で利用します。早速遊んでみましょう。
まず、ユーザー登録を行ってログインする必要があります。ユーザー登録の際には、認証用に「メールアドレス」と「携帯電話番号」(固定電話不可)が必要となります。ログインしたあとは、画面の下にある入力欄に質問文を入力していくだけです。
送信すると、まるで実際に人がキーボードを打ち込んでいるかのような反応で、返事のテキスト文が自動生成されていきます。
ここで「栢木先生の出版元はサイエンス社」と言い出したので、ツッコミを入れてみます。
なんと、間違いを認めて訂正してきました。ここで、私が主語をぼかして質問しているのに、ちゃんと会話が成立していることにご注目ください。このように「話の流れを汲んで回答ができる」というのもChatGPTの特徴です。
AIが返事を自動生成しているとは思えないような、自然なやりとりだと思いませんか?
嘘もつきます
さきほどの栢木先生の出版元がそうでしたが、現状だとそれらしい嘘の返事を生成してくることも多いので、それとわかった上でお楽しみください。
現状はリサーチ用のプレビュー版ということなので、日本語のデータベースが充実していないのはわかるのですが、わざわざ嘘の情報を捏造する必要ってあるのでしょうか…。
とはいえ、これだけ自然な日本語を生成できるだけでもすごいことです。それに、この記事を書くために数日間遊んでいるのですが、その間にもアップデートされているようで、より賢く応答できるようになっていますから、今後にわくわくします。
以上、AIで遊べるアプリを5つほどご紹介しましたがいかがでしたか? ほかにも似たようなアプリが多数あるので、興味のある方はぜひ遊んでみてください。
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