本の著者さんというと、なんとなく雲の上の存在のように感じませんか? 少しでも身近に感じてもらうために、著者の皆さんにITパスポート試験に関することや、書かれた本についてのエピソード、その他興味本位の質問をアンケート形式でぶつけてみました!
第9回目は、前回と同じくテーマ別に頻出過去問にチャレンジできる『ITパスポート 試験によくでる問題集』の共著者である新妻 拓巳(にいつま たくみ)さんです。
ITパスポート試験について
- ─ITパスポート試験の出題範囲内で、もっとも興味がある分野はなんですか?
-
元広島カープの黒田投手が言っていました。「現役中に野球がおもしろいと思ったことは一度もない」と。
レベルと格の違いはありますが、そんな感じです。
- ─ITパスポートの勉強を進める際の難しさはどのあたりですか?
-
- 業務知識を問われる部分が多いので、社会経験のない学生には丸覚えが必要な部分があるところ
- 広く浅く問われるので広範囲な勉強が必要なところ
- やたら3文字略号が多いところ
- ─実際に試験を受ける際に注意すべきことやコツはありますか?
-
実際の業務において60%の知識では仕事になりません。しかし、試験は100点を取る必要はないのです。
完璧を求めるとプレッシャーに押しつぶされかねません。まずは合格点を取ることを目指しましょう。完璧にするのは合格した後で。
そんな手順でステップアップさせればよいかと思います。
- ─これからITパスポートの勉強に取り組む人へ、ひとことメッセージをお願いします!
-
3文字略号はフルネームで覚えた方が早く覚えられるような気がするなぁ。それか語呂合わせで。
著書『ITパスポート 試験によくでる問題集』について
- ─本書でこだわった点、ここだけは絶対に負けない点はなんでしょうか?
-
いつも学生を相手にしているので、「ここはわかっているはず」と思わないようにしています。「初心者にもわかりやすく」を心掛けています。
- ─おすすめの勉強方法(本書の活用方法)は?
-
とにかく反復です。
- ─執筆中あるいは出版後の、印象に残るエピソードがあれば教えてください!
-
追い込まれないとやらない(修正不可能な習性です)。
その他、あれこれ聞かせてください!
- ─ご自身が資格試験を受けた際の思い出はありますか?
-
若い時、ある情報処理技術者試験を受験しようとした際、時計を忘れてしまいあわてて試験会場近くのコンビニで目覚まし時計を買ったことを覚えています。
その時は反省したのですが、次の情報処理技術者試験では消しゴムを忘れてしまいました。しかもコンビニに行ったら売り切れ。店員の方が、店の消しゴムを半分に割って私にくれました。
人の暖かさを感じたとともに、習性というものは治らないものだと痛感しました。
- ─愛読書を教えてください!
-
『隔週刊 つり情報』(つり情報社)
特に海釣りが好きです。
- ─好きな言葉を教えてください!
-
「やってみせ 言って聞かせて させてみせ 誉めてやらねば 人は動かじ」
山本五十六の言葉です。
※編注:山本五十六(やまもと いそろく)は第26、27代連合艦隊司令長官を務めた日本海軍の軍人。
- ─いままで行ったことのあるお気に入りの場所は?
-
谷川岳天神平。安近短で一番の絶景と思っています。
- ─行けるものなら行ってみたい場所は?
-
庶民にはまだコンピュータは手が届かないアナログな時代(「Always3丁目の夕陽」のあたりかな?)。
苦手ジャンルなど、テーマ別に過去問を解きたい
ITパスポート試験によくでる問題集