ITパスポート新シラバスVer.6.3の追加用語　ストラテジ編

2024 10/24

2024年10月24日

2024年10月の試験からシラバスVer.6.3が適用されています。前回の記事ではシラバスの変更にあたってそこまで慌てて対策する必要はないと紹介しましたが、そうはいってもどんな変更なのか詳しく見たいという方もいるはず。そこで今回はストラテジ分野で新しくシラバスに追加された単語を紹介していきたいと思います。

追加されたばかりの単語を含む問題でも、覚えていなくても解ける問題である場合もあるかと思うので、まずは対策しやすいこれまでのシラバスや過去問に出ている箇所をやるのが重要だと思います。「全部覚えるぞ！」とまでは力を入れず、気楽に眺めるつもりでご覧ください。

企業活動に関する新用語

MVV（ミッション，ビジョン，バリュー），人的資本経営，パーパス経営,カーボンフットプリント，リスキリング，MBO（Management by Objectives and self-control：目標による管理），DE&I（Diversity, Equity & Inclusion），CxO（Chief x Officer），超スマート社会，グリーントランスフォーメーション（GX），カーボンニュートラル，消費税，法人税，適格請求書等保存方式（インボイス制度）

いきなりたくさんの用語が出ていますが、経営に関する新たな用語や、環境、税金といった、ビジネスに関するニュースでよく取り上げられるような内容が追加されています。身近な税金に関しては今回のシラバス改訂で初めて追加された項目なことにも注目です。

法務に関する新用語

忘れられる権利，ビジネスと人権，36協定，景品表示法，ハラスメント，廃棄物処理法，リサイクル法，GX推進法，デジュレスタンダード，ISO 30414（内部及び外部人的資本報告の指針），JIS Q 31000（リスクマネジメント）

環境に関する法律の記載が今回のシラバス改訂で追加されました。その他には標準化に関する用語が多く追加されています。デジュレスタンダード（ISOやJISなどの公的機関によって定められた規格）は、似た用語であるデファクトスタンダード（特定の規格の商品が広く流通した結果、事実上標準となった規格。例えばキーボードの配列など）や、フォーラム標準（複数の企業での合意形成の結果決定する標準規格）との違いを抑えながら覚えるといいかもしれません。

経営戦略マネジメントに関する新用語

エコシステム，CX（Customer Experience：顧客体験），カスタマージャーニーマップ，ロケーションベースマーケティング，SECI（Socialization（共同化），Externalization（表出化），Combination （連結化），Internalization （内面化））モデル

経営手法やマーケティングなどのそれぞれの分野で少しずつ単語が追加されています。