10月から実施のITパスポート試験の新シラバスVer.6.3!対策は必要?

2024年10月の試験からシラバスVer.6.3が適用されます。シラバスは簡単に言うと試験範囲がまとめられているものです。移り変わりの早いIT業界に合わせるために、ITパスポート試験では、これまで年1回程度の頻度でシラバスの見直しが行われています。前回の改訂(Ver.6.2)では、生成AIに関する内容が追加されました。今回の改訂ではどのような変更があるか見ていきましょう。

新シラバスはどこが変わる?

新しいシラバスはどのような点が変わるでしょうか。ITパスポートを実施している情報処理推進機構のサイトによると、具体的な変更内容が5項目記載されていますが、一番大きそうなのは次の点だと思われます。

1. DXを推進するために必要となる知識(ビジネス変革、デザイン、データ利活用、AI(生成AIを含む)利活用 など)を評価するための対応

「DXを推進するために必要となる知識」というかなりざっくりとした言い方になっています。実際にシラバスを覗いてみると、リスキリング、インボイス、メタバースなど、ITに関係しつつ、ニュースなどで近年取り上げられるようになった用語の追加が目立ちました。シラバスから削除された単語もありますが、ほんのひと握りなので、出題される可能性のある用語が増える形になりました。より仕事で役に立つ知識が問われるようになる一方で、範囲が広がり学習が少し大変になりそうです。

新シラバスへの対応はどうしたらいいのか?

新シラバスとなるにあたって具体的にどのような対応をしたらいいでしょうか。

現状はそこまで慌てて対応する必要はないと考えています。生成AIや、疑似言語の内容が追加されたこれまでの大きな改訂と比べると小さめの改訂と言えると思います。これまでの勉強で対応できない問題というのは少数にとどまるのではないかと予想しています。

それでも不安だから何かしたいという方には、いくつかの対策が考えられます。

対策案1:新シラバスを眺める

ITパスポートの公式サイトのページ

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html

にシラバスが公開されています。「ITパスポート試験」シラバス(Ver.6.3)(変更箇所表示版)を開くと、新シラバスの変更点が赤字で表示されているので、どれくらい変わったのか、どんな単語が追加されているのか確認することができます。熟読する必要はないかと思いますが、ザっと読んでみることで、知らない単語などを発見できて勉強になるかと思います。

対策案2:最近の技術の話題やニュースに関心を持つ

今回のシラバスの改訂では最近のSNSやニュースに出てくるような用語、技術が多く追加されています。普段よりそういった話題に関心を持っていると、その内容が試験に出題されるかもしれません。

対策案3:最新のシラバスに対応した書籍を買う

10月から年末年始にかけて来年度に向けたITパスポートの参考書が各社から続々と発売されます。基本的にこれから出る参考書は最新シラバスに対応しているはずです。これまで使っている参考書を買い替えて勉強しなおすほどではないと思いますが、これから参考書を買うという方は最新シラバスに対応している書籍を選んでも良いかもしれません。

シラバスが変わるということで不安に思う方もいるかもしれませんが、その不安が少しでも軽くなったら幸いです。

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