【ランダム5問】英略語に関する問題 2023 2/25 2023年2月25日 ITパスポート試験では,試験時間120分間で100問出題されます。ここでは1問につき1分としてタイマーを5分に設定しています。時間のかかる問題や最後の見直しも含めて,最低でもこのペースで解けるよう,感覚を身につけましょう。 【ランダム5問】英略語に関する問題 ITパスポート試験には数多くの英略語が登場します。そこで、直近の過去問や公開問題から、解答選択肢がほぼ英略語という問題を用意してみました。オリジナル問題もあります!頻出用語も数多く含まれていますので、ぜひチャレンジしてみてください! 1 / 5 カテゴリー: テクノロジ系 IoT機器からのデータ収集などを行う際の通信に用いられる,数十kmまでの範囲で無線通信が可能な広域性と省電力性を備えるものはどれか。 ア BLE イ LPWA ウ MDM エ MVNO 令和3年春期問92 この問題はBLEとLPWAの二択です。見極めるポイントは「数十kmまでの範囲」という携帯電話の基地局並みの到達範囲です。ここでLPWAと判断できます。BLEはBluetoothの低消費電力版です。省電力性は備えていますが,現状の通信範囲は最大でも400m程度です。・BLE:Bluetooth Low Energy。・LPWA:Low Power, Wide Area。低消費電力かつ広範囲をカバーできる通信ネットワークの総称です。特に基準があるわけではありませんが,距離に関しては概ね1km以上をカバーできる通信規格が多いです。・MDM:Mobile Device Management(携帯端末管理)。企業などが保有するモバイル端末を管理するための製品やシステムのこと。・MVNO:Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)。自社で通信設備をもたず,移動体通信事業者(MNO)の回線を借りてサービスを展開している通信事業者のこと。いわゆる,格安SIM,格安スマホのサービスを行っている事業者の多くはこの形態です。 2 / 5 カテゴリー: マネジメント系 プロジェクトの計画段階で行う作業で,プロジェクトで実施しなければならない全ての作業を洗い出し階層構造に整理し,同時にプロジェクトの管理単位を明確化する手法はどれか。 ア CRM イ ERP ウ PPM エ WBS 平成30年秋期問54 PPMは,シラバスでは「プロダクトポートフォリオ」しか登場しませんが,本問の選択肢としては「プロジェクトポートフォリオ」を指すほうが自然なので,こちらを解説します。・CRM:Customer Relationship Management(顧客関係管理)。個々の顧客満足度を高めることで新規顧客の獲得や,顧客離れの防止を目指すもの。・ERP:Enterprise Resource Planning(企業資源計画)。企業がもつ経営資源を有効に活用するために,全体を把握し管理する目的で導入される手法や概念のこと。一般的には「ERPパッケージ」と呼ばれるシステムを導入して実現している。・PPM:Project Portfolio Management。ポートフォリオは本来,大判の書類が入る書類かばんのことです。これが転じて,作品集とか,保有する有価証券の一覧などを表すようになりました。PPMでは,進行中の全プロジェクトをPPMツール等で管理することで,全体に対するリソースの配分やプロセスの最適化を図ることを目的としています。・WBS:Work Breakdown Structure。日本語では「作業分解構造」という場合があります。説明は,問題文のとおりです。 3 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 「提案依頼書」を表す英略語はどれでしょうか。 ア FYI イ RFC ウ RFI エ RFP オリジナル問題 RFIとRFPはややこしい英略語の筆頭ですね。どちらも「システムを発注したい」依頼側の企業から、システム開発側の企業に送る文書です。見分けるポイントは最後の一文字。「情報(Information)の提供をお願いする文書」と「システム提案(Proposal)をお願いする文書」です。・FYI:For Your Information(「ご参考までに」を略した表記)・RFC:Request for Comments(IETFが策定し、公開している技術仕様に関する文書。直訳すると「コメント募集」)・RFI:Request For Information(情報提供依頼書)・RFP:Request For Proposal(提案依頼書) 4 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 「自己資本利益率」を表す英略語はどれでしょうか。 ア ROA イ ROE ウ ROI エ RSA オリジナル問題 ROA/ROE/ROIという、最後の一文字だけ違うパターンです。さらには、すべてがお金関係というややこしさ…。ROAのAはAsset(資産)、ROEのEはEquity(自己資本)で、どちらも企業の財務状態を知るための数値(財務指標)です。過去には「ROEのEは何?」という問題が出題されたこともある(令和2年度問30)ので、これを機に覚えておきましょう。ROIはマーケティングでよく使われる用語で投資利益率を表します。これは費用対効果を表す数値です。RSAは別ジャンルで、公開鍵暗号方式などで利用されている暗号方式のことです。・ROA:Return On Asset(総資産利益率)・ROE:Return On Equity(自己資本利益率)・ROI:Return On Investment(投資利益率)・RSA:Rivest–Shamir–Adleman(RSA暗号方式。発明者の名前をつなげたものですが、雑学王になりたい方以外はそこまで覚える必要はありません) 5 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 人間が行っていた定型的な事務作業を,ソフトウェアのロボットに代替させることによって,自動化や効率化を図る手段を表す用語として,最も適切なものはどれか。 ア ROA イ RPA ウ SFA エ SOA 令和2年秋期問29 ・ROA:Return On Assets(総資産利益率)。総資産をどれだけ効率的に利益に結びつけたかを表す財務指標です。ROA=当期純利益÷総資本×100(%)で求めます。・RPA:Robotic Process Automation。本問の解説のとおりです。「ソフトウェアのロボット」ときたらRPAです。・SFA:Sales Force Automation(営業支援システム)。勘や経験ではなく,実績や実際のデータに基づいて効率的な営業活動を行うためのシステムのこと。・SOA:Service Oriented Architecture(サービス指向アーキテクチャ)は,利用者側から見たビジネスプロセス上で意味をもつ独立した機能を「サービス」と定義し,サービス単位でソフトウェアのパーツとして利用できる状態で運用管理することで,新たなシステムを迅速に構築する手法および考え方です。 再チャレンジする 終了 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! 【番外編】ITパスポート試験についてのクイズ! 【ランダム5問】AIに関する問題