【ランダム5問】英略語に関する問題 2023 2/25 2023年2月25日 ITパスポート試験では,試験時間120分間で100問出題されます。ここでは1問につき1分としてタイマーを5分に設定しています。時間のかかる問題や最後の見直しも含めて,最低でもこのペースで解けるよう,感覚を身につけましょう。 【ランダム5問】英略語に関する問題 ITパスポート試験には数多くの英略語が登場します。そこで、直近の過去問や公開問題から、解答選択肢がほぼ英略語という問題を用意してみました。オリジナル問題もあります!頻出用語も数多く含まれていますので、ぜひチャレンジしてみてください! 1 / 5 カテゴリー: テクノロジ系 無線LANのセキュリティにおいて,アクセスポイントがPCなどの端末からの接続要求を受け取ったときに,接続を要求してきた端末固有の情報を基に接続制限を行う仕組みはどれか。 ア ESSID イ MACアドレスフィルタリング ウ VPN エ WPA2 令和3年春期問85 問題文の「端末固有の情報」とはMACアドレスのことを指しています。MACアドレスは,ネットワークに接続する機材が固有にもつアドレス情報なので,接続を要求してきた端末を特定することができます。無線LANに接続する際に必要となるネットワークの識別子のことをSSIDといいます。要するに,接続したい無線LANネットワークの名前のことです。これを見えないようにすることで,SSIDを知らない人が接続することを抑制する手法もあります(ステルス化)。VPNはセキュリティ技術を応用してインターネット上に仮想の専用線を設ける仕組みです。また,WPA/WPA2/WPA3は,無線LANの通信内容を暗号化するための仕組みです。どちらも接続制御は行いません。・ESSID:Extended Service Set Identifier(拡張サービスセット識別子)。従来は一つのSSIDを1箇所のアクセスポイントに対してしか使えませんでしたが,これを複数のアクセスポイントに使えるように拡張したのがESSIDです。・MACアドレスフィルタリング:MAC=Media Access Control。・VPN:Virtual Private Network。・WPA2:Wi-Fi Protected Access version 2。 2 / 5 カテゴリー: テクノロジ系 IoT機器やPCに保管されているデータを暗号化するためのセキュリティチップであり、暗号化に利用する鍵などの情報をチップの内部に記憶しており、外部から内部の情報の取出しが困難な構造をもつものはどれか。 ア GPU イ NFC ウ TLS エ TPM 令和元年秋期問73 パソコンや組込み製品に搭載する、セキュリティ機能を内蔵した専用の半導体チップのことをTPMといいます。TLSも同じく暗号化に関する用語ですが、こちらはネットワーク通信の暗号化のためのプロトコルです。昨今のインターネットではHTTPにセキュリティをかけたHTTPS(最後のSはSecureのS!)通信があたりまえになっていますが、これを実現しているのがTLSです。頻出かつ重要用語です!GPUはグラフィック描画を高速に行うための半導体チップです。特定の計算ではCPUをも上回る演算能力を発揮するので、AIや機械学習の計算処理などにも利用されています。これも頻出かつ重要用語です。NFCは近距離無線通信と訳されます。身近な例では、交通系のICカードなどをかざすと「ピッ」と鳴って改札を通ったり決済を済ませることができますよね。あれは「近距離の無線通信」で実現しているわけです。このような近距離の無線通信技術の総称をNFCといいます。・GPU:Graphics Processing Unit・NFC:Near Field Communication(近距離無線通信)・TLS:Transport Layer Security・TPM:Trusted Platform Module 3 / 5 カテゴリー: マネジメント系 「情報セキュリティマネジメントシステム」を表す英略語はどれでしょうか。 ア ISMAP イ ISMS ウ ITSMS エ SMS オリジナル問題 クイズの正答であるISMSはぜひ覚えましょう! 平成26年度秋~令和4年度の公開問題すべてに登場している高頻出用語です。ISMAP(イスマップ)はこれまで公開問題に登場していませんが、試験元のIPAが運用にあたっているので、もしかしたら出題されるかもしれません。政府がクラウドサービスを導入する際に円滑に比較検討や導入が行えるよう、政府が要求するセキュリティ水準やサービスレベルを満たしているクラウドサービスをあらかじめ登録しておく制度のことです(名称に「Cloud」を含まないのに、評価の対象はクラウドサービスなので要注意!)。・ISMAP:Information system Security Management and Assessment Program(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)・ISMS:Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)・ITSMS:Information Technology Service Management System(ITサービスマネジメントシステム)・SMS:Short Message Service(ショートメッセージサービス) 4 / 5 カテゴリー: マネジメント系 A社のIT部門では,ヘルプデスクの可用性の向上を図るために,対応時間を24時間に拡大することを検討している。ヘルプデスク業務をA社から受託しているB社は,これを実現するためにチャットボットをB社が導入し,活用することによって,深夜時間帯は自動応答で対応する旨を提案したところ,A社は24時間対応が可能であるのでこれに合意した。合意に用いる文書として,適切なものはどれか。 ア BCP イ NDA ウ RFP エ SLA 令和2年秋期問39 ・BCP:Business Continuity Plan(事業継続計画)。災害等の緊急事態が発生した際に,どのようにして事業を継続し,復旧していくかを策定すること。似た用語に「コンティンジェンシープラン」がありますが,こちらは緊急事態が発生した直後の混乱した状態でも冷静に行動できるよう,初動の具体的な作業や段取りを策定してあるのが特徴です。・NDA:Non Disclosure Agreement(秘密保守契約)。契約当事者がもつ営業秘密などを特定し,相手の秘密情報を管理する意思を合意する契約のこと。守秘義務が発生する場合に取り交わす契約がコレです。・RFP:Request For Proposal(提案依頼書)。システムを発注したい依頼側の企業が開発側の提案を受けるために提出する,開発してもらいたいシステムの概要や要件を記した書面のこと。RFI(情報提供依頼書)と紛らわしいので注意しましょう。・SLA:Service Level Agreement(サービス水準合意)。サービスを受ける顧客と提供する側との間で取り交わす,サービス水準に関する合意文書。顧客が期待する目標値に達するよう,提供側はサービスの品質を改善していきます。 5 / 5 カテゴリー: ストラテジ系 新しい概念やアイディアの実証を目的とした,開発の前段階における検証を表す用語はどれか。 ア CRM イ KPI ウ PoC エ SLA 令和2年秋期問28 ・CRM:Customer Relationship Management(顧客関係管理)。個々の顧客満足度を高めることで新規顧客の獲得や,顧客離れの防止を目指すもの。・KPI:Key Performance Indicators(重要業績評価指標)。企業の業績の目標達成度合いを計るために設定する数値や指標の総称。この目標設定のための代表的な情報分析手法がバランススコアカード(BSC)です。これも頻出なので一緒に覚えましょう!・PoC:Proof Of Concept(概念実証)。PoCについては問題文にあるとおりです。PoCを経て,開発初期に発注者が動作を確認できるプロトタイプを用意し,それから細部を作り込んでいくことで,開発の手戻りを減らす手法をプロトタイピングといいます。・SLA:Service Level Agreement(サービス水準合意)。サービスを受ける顧客と提供する側との間で取り交わす,サービス水準に関する合意文書。顧客が期待する目標値に達するよう,提供側はサービスの品質を改善していきます。 再チャレンジする 終了 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! 【番外編】ITパスポート試験についてのクイズ! 【ランダム5問】AIに関する問題