【試験直前必見！】ややこしい英略語クイズ5選

ITパスポート試験の勉強における最大の敵…。それは英略語でしょう。試験の特性上、IT用語やビジネス用語中心に出題されるのでどうしようもないのですが、量が多いし、覚えにくい。しかも、中にはよく似た英略語があり「どっちがどっちだっけ…？」となることもあります。

そこで、本記事ではITパスポート試験で出題されるややこしい英略語を、記事作成者の独断で5つ選出し、クイズにしてみました。あなたの英略語レベルはどのくらいか、かる～い気持ちでチャレンジしてみてください。

※なお、クイズの「ややこしさ」「重要度」は記事作成者の感覚であり、明確な根拠はありません。

Q1－ストラテジ（小分類24：調達計画・実施）の用語

ややこしい英略語の筆頭ですね。どちらも「システムを発注したい」依頼側の企業から、システム開発企業に送る文書です。

見分けるポイントは最後の一文字。「情報（Information）の提供をお願いする文書」と「システム提案（Proposal）をお願いする文書」です。

答えはRFP
・RFI：Request For Information（情報提供依頼書）
・RFP：Request For Proposal（提案依頼書）

Q2－ストラテジ（小分類3：会計・財務）の用語

こちらも最後の一文字だけ違うパターンです。さらにはROAもROEも財務指標（企業の財務状態を知るための数値）というややこしさ…。

ROAのAはAsset（資産）、ROEのEはEquity（自己資本）です。過去には「ROEのEは何？」という問題が出題されたこともある（令和2年度問30）ので、これを機に覚えておきましょう。

答えはROE
・ROA：Return On Asset（総資産利益率）
・ROE：Return On Equity（自己資本利益率）

Q3－ストラテジ（小分類12：経営管理システム）の用語

2語も違うんだからさすがに見分けられるでしょ、と思うかもしれませんが、中途半端に覚えているとひっかかりやすい用語です。

CRMのことを「“C”はカスタマー（顧客）！」とだけ覚えていて、いざSCMが出題されると「“C”があるから顧客関係管理かな？」とまちがえてしまうことも…（体験談）。しかもどちらもよく出題される用語です。

見分けるには最初の2語をちゃんと覚えておきましょう。顧客関係（Customer Relationship）とサプライチェーン（Supply Chain）ですよ。

答えはCRM
・CRM：Customer Relationship Management（顧客関係管理）
・SCM：Supply Chain Management（供給連鎖［サプライチェーン］管理）

Q4－テクノロジ（小分類44：システムの評価指標）の用語

いずれもシステムの信頼性を測る評価指標です。問題文中で意味を補足してくれることもありますが、説明がないケースに備えて覚えておくにこしたことはありません。

個人的にはMTTRから覚えるのがおすすめです。MTTRのRはRepair（あるいはRecovery）だから「平均修復時間」。MTBFはMTTRと逆の「平均故障間隔」です。

なお、この用語が登場する場合、ほとんどが計算問題だったりするので、計算式もしっかりチェックしておきましょう！

答えはMTBF
・MTBF：Mean Time Between Failures（平均故障間隔 ＝ ^稼働時間／_故障回数）
・MTTR：Mean Time To Repair［Recovery］（平均修復時間 ＝ ^{停止［修復］時間}／_故障回数）

Q5－マネジメント（小分類29）、テクノロジ（小分類62、63）の用語

最後はもっとも見分けにくいであろう、高難易度クイズです。実際の試験に備えて、3つとも丸暗記するのが一番安心ですが、それぞれ出題分野が異なる用語なので、問題の文脈を手掛かりに意味を推測するのも手です。

なお、クイズの正答である「ISMS（情報セキュリティマネジメントシステム）」はぜひ覚えましょう！　平成26年度秋～令和4年度の公開問題すべてに登場している高頻出用語です。

答えはISMS
・ITSMS：Information Technology Service Management System（ITサービスマネジメントシステム）
・ISMS：Information Security Management System（情報セキュリティマネジメントシステム）
・SMS：Short Message Service（ショートメッセージ）

以上、ややこしい英略語クイズでした。本番の試験で「あれ？どっちだっけ？」とならないよう、直前に確認して万全の準備で臨みましょう。合格をお祈りします！